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エクステリア&ガーデン 照明を考える

さいたま市北区M邸 施工例
メールニュース (11/08/10)SAKU|ライティング

昔の家の周りは少し薄暗くて重たい雰囲気があったと思います。ただ、家の雰囲気は独特で昼間見ると何となく貧相に見えてしまう家でも夜の雰囲気は全く違う雰囲気をだしている家が多かった様に思います。別段特別な照明を設置しているのでは無いけれど家と照明がマッチングしていたと、今思うとそう感じます。
昔の家はシンプルで、庭も植栽が多く自然とバランスが成立し灯りをともすとデザインが完成された感があります。

そこで、現代住宅のエクステリア&ガーデンで考えてみましょう。
家は綺麗で立派な建物です。その上機能性が付加され建物の存在が大きく完成度が非常に高い建物がほとんどです。完成度が高い建物の周りをコーディネイトするのは色々な面で大変です。ちょっと間違えると建物の雰囲気を壊してしまい価値観を下げてしまうかもしれないからです。それと、現代での家は、家の存在が最重要でなく、生活の場が家であることが基本となってますから依り一層難しい面があります。

まずエクステリアデザインとガーデンに必要な目的と機能を考えましょう。

(1)玄関灯
目的・・・玄関の照明
機能・・・来客時に玄関の周りを照らす。常時点灯させておくのか否か?

(2)門灯
目的・・・出入り口(門扉周り)の照明
機能・・・灯りとするのか、照明とするのか。何時まで点けておくのか朝までなのか。

(3)動線照明
目的・・・通路の明かり取り。足元の明かり取り。
機能・・・安全性の確保。デザインの向上。

(4)カーポートライト
目的・・・車庫所の照明
機能・・・防犯性の向上。車庫入れや乗り降り時の利便性向上

(5)・・・庭灯
目的・・・庭の明かり取り。
機能・・・防犯性の向上。庭デザインの向上。

(6)・・・表札灯
目的・・・夜間でも表札を認識しやすくする灯り
機能・・・基本はデザインが優先

(7)・・・ライトアップ
目的・・・植栽のライトアップ。オブジェのライトアップ。水中照明。
機能・・・家空間の一体化
ウッドデッキフェンスにLEDライトの間接照明
デッキフェンスに間接照明を取付 (株)住光
(L900mm W16.3mm H6.5mm LED超スリム型ライト \24,000税抜 ※L800mmの価格にて提供中)

エクステリア&ガーデン照明の種類を大まかでありますが分けるだけでこれだけでてきます。中分類、細分化するともっとおおくなります。しかし、目的と機能。そしてデザイン。家空間との一体化。まして、家族とともに成長し、その時々での役割の変化などにも気を配っておかなければなりません。
導入時のコスト、ランニング費(電気代、保守費など)。費用対効果も考える必要もあります。

アウトドアダイニング(エクステリアダイニング)、アウトドアリビング(エクステリアリビング)、プレイガーデンなど、生活空間の一部として庭を構築する場合も、成長と拡張性、多様性を確保しておくことが大切です。
例えば、結婚して子供が産まれる前は庭はアウトドアリビングとして夫婦で楽しめるもう一つの部屋を作りだします。ウッドデッキで間接照明に囲まれたテラスデッキでガーデンバーを演出したり、夜の気を感じながら落ち着いた空間で読書をしたりと趣味に向かい合う空間を提供します。
仕事から帰ってきて寝るまで、大概の方は夜なのです。夜という時間を生活に取りいれない程勿体ないことはありません。
子供が生まれ大きくなるまではプレイガーデンに変化することが多いです。子供を遊ばせる場所は公園が多いですが、庭に子供を安全に安心に遊ばせる空間をつくることも大切です。大人は完成された遊び場を求めますが、子供は自分で遊び場を開拓していくので初めの形を創ってあげるだけで十分です。仕事でなかかな子供と外で遊べない方々には特におすすめします。たとえ夜の10分でも20分でも毎日子供と外で何かを創り出しながら遊ぶことは非常に大切だと思います。
子供がある程度大きくなると庭はアウトドアダイニングへ変わることもあります。庭に家庭菜園をつくり植物をそだてながら庭いじりをし、庭でガーデンパーティーを行ったり、夕飯を食べたりします。そのころは夫婦からの友人だけでなく、子供を通して知り合えた友人が多くなっている事でしょう。
年を重ねてくると庭もなかなか手をかけてあげられなくなります。時間より体力が変化してきます。アウトドアリビングに戻る場合が多いようです。子育てから解放され夫婦の時間にもどるからでしょうか?。
このように時間とともにエクステリア&ガーデンの役割も変わります。変化する事を前提に照明も考えておくと出費を抑えられます。その都度毎に設備をいじっていたのでは無駄が大きくなります。
また、例では変化は単一の1つづつの事象として書きましたが、実際は重複しながらその時々で重要なポジションが異なっている場合の方が多いのです。


ここまでは目的と機能を生活に照らし合わせて書いてきました。目的とと機能を考えると大きな青写真が描けてきます。次に考えなければいけいなことは性能と特性です。
しかし、性能と特性を決めにはいるときにはデザインバランスも合わせて考えていく事が必要となります。
門周りを照らす。簡単に書きましたが
性能・・・ほんのり照らす。モダン的にクールに照らす。
特性・・・虫が寄りつきにくくする。清掃が行いやすい。メンテナンスフリー。
デザイン・・・和風、洋風、モダン風。
色々なパターンと好みがでます。でも個々の照明も大切ですが全体としてのバランスも大切です。コストも気になります。
最終目的は商業施設なら利益。公共施設ならサービスですが、一般家庭での最終目的は違います。違うといっても家々で生活空間の定義が違いますので1つではありません。
ハードウェアとしてのエクステリア&ガーデンの調和も大切ですが、生活とエクステリア&ガーデンの融和も大切です。

庭が広い、狭い、、無い。色々なケースがあります。しかしベランダもエクステリア&ガーデンになります。空間は在るのではなく創り出す物です。生活空間創造は楽しむことから始まります。自分のためや誰かのため、あるいはペットのため。大切なことのために是非「エクステリア&ガーデン」ライフを充実させてください。そのための照明であり安心、安全、便利なもとを提供するのが、「エクステリア&ガーデン照明」ですから。


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