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自身で用意した部材や商品(個人手配品)で施工してもらう手順及び注意点

さいたま市北区M邸 施工例
メールニュース (11/09/12)TSU |その他

最近は世界中からインターネットにより個人輸入で商品が取り寄せられる時代がきました。エクステリアのお客様にも個人手配で部材や商品をそろえられ施工を依頼される方々が増えつつあります。その中でトラブルも発生してきました。お客様も業者も良いエクステリアを目指しているはずなのにすれ違いによりトラブルになる。悲しいことです。そのようにならないためには初めから注意する事を今回は書き出したいと思います。

まず、設計・施工業者へ熱意を伝えることが大切です。基本的には設計・施工業者はあまり使い慣れていないものは嫌がります。嫌がるというと語弊がありますが、施工手順・管理、強度設計・保守性など知らない部材は使いたくないのです。例えばブロック1つ施工する場合でも、個人でブロックを積むのであれば個人責任で「まあ、適当に強度はあるよな・・・」的に施工できますが、業者はそうはいきません。メーカーが保証している施工方法を遵守します。
なかには保証値がない部材なども多々出てきます。そのような部材は、エクステリアで使える場所、使えない場所もでてきます。また、特殊な専用金物がないと取付できないものや、特殊な下地処理を施さないと強度が無いものもありますし、それらすら解らないものもあります。
まず、熱意を伝えると言うことは、「苦労を掛けますが良い物を作り上げるために協力してください」とお互いに志を共にすると言うことに近いと思います。
デザイン・設計会社であれば、それら調べ物などのサービス費用はコストとして全て設計費に入っていますが、設計・施工業者は、多くの場合、そのような費用を考えていないため、そのような費用部位が多いような依頼施工は、始めに業者へその旨を伝えコストを確認する事をお奨めします。後でもめる事を考えると始めにハッキリさせておきましょう。

【設計・施工業者へ伝えること】
  ・個人手配の持ち込み部材を使って施工してもらう事
  ・お客様が考えた図面、使用材料表を見せて施工打合をする
  ・持ち込み部材・商品の納期(ご用意できる日程など)
  ・持ち込み部材・商品の資料・説明書を用意する

【費用が発生する可能性がある項目】
  ・持ち込み材の運搬費(保管場所が他の場所にある場合)
  ・残材や梱包材など、廃棄にかかる処分費用
  ・予備費計上(外国物の場合、現場対応が必要なものがでることがあります)
  ・施工図面への持ち込み品の落とし込み費用
  ・持ち込み材の設計補助費用(データの取得等)

たりない項目はその都度追加しながら、設計・施工業者と打合を行います。設計・施工業者からは、これは他メーカー品のコレではダメなのですか?などの提案もでてくると思います。譲れるところ(予算含めて)譲れないところ(思い入れの説明)を、よく話し合うことが大切です。
持ち込み部材・商品を使用する場合は、通常の2倍以上は話し合いましょう。
一番多いトラブルは完成出来ない(取付が出来ない部材・商品)や、施工日に取付る部材や商品が無いことです。このようなトラブルが発生しないためにも持ち込み部材・商品を使用する場合は、業者と十分な打合を行いましょう。

(株)住光も、最近は持ち込み部材や商品を使った施工が増えています。
お客様の商品、空間意義、生活スタイルなど、非常に強い熱意がありますので特にお断りすることはありません。どちらかというと、そのような熱意のあるお客様は歓迎しています。
ただし、通常よりもビッシリ打合させて頂いております。何より相互協力をお願いしています。
費用は本当にケースバイケースです。部材や商品がお客様手配なので全体に安くなる場合と、補強や特殊施工が必要となり費用が掛かってしまう場合もあります。
(株)住光は打合の時に費用の旨もしっかり始めにご説明します。その中でお客様と最高のエクステリアを考えていきます。



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