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最近のエクステリア・外構業界にふと思うこと(見積もりの中間マージン) |
メールニュース (13/04/02)SA |見積りの中間マージン
(株)住光もホームページを公開して随分と時間が過ぎた。エクステリア、外構業者のホームページも随分と増えてきたと本当に思う。
(株)住光は昔から中間マージンの無いシステムでお客様へ親切丁寧をモットーに営んでいるが、最近いろいろなホームページを見ると「はて?」と思う会社が増えてきてるように思う。
最近のうたい文句は「ハウスメーカーを通してないので安い!」に近い文句が並んでいる。「見積もりは無料!」そんな感じだ。(株)住光も直接設計施工なので中間マージンが無い分は安いし、見積もりも現場調査も無料で行っている。が、しかし何処か違う。
デザインを専門的にデザイナーズ・エクステリアをしているのなら、その料金をはっきりと提示すれば良いと思うし営業費用がかかるのなら費用をはっきり提示すればよい。
見積もりのマジックがインターネット世界に蔓延してるように思う。
・コーディネート専門業者のマジック
わたくしに言わせると、ハウスメーカーの中間マージンと大差ない。ハウスメーカーの方が責任を取るだけ高くてもマシ?って思うことも多い。コーディネート外構業者の多くは直接施工を行わない。コーディネートを行うだけで現場対応=施工責任は登録施工業者が行う。安い適正価格での見積もりを行っているが(図面価格的には(株)住光も同じくらいの価格になる)コーディネート外構業者と施工業者とで分かれている。当然コーディネート外構業者の利益と施工業者の利益がないと成り立たない。
外構、エクステリアの見積もりコストはほぼ人工(職人費用)である。残りは材料費。そんな中で利益がそんなにあるもんではない。それなのに2つの会社の利益を取れることは不思議でならない。つまりどこかでマジックを行っている。
・目に見えないグレードダウン・・・・・。
・無理な受注・・・・・・。
・工期圧縮による施工・・・・・・。
見積もり比較費用だけで内容が薄くなっていないだろうか?
(株)住光へもコーディネート専門業者から仕事依頼が来る事がある。大抵の場合10%〜20%のマージンである。まぁ中間マージンとしは高くも安くもないと思うが、(株)住光は基本、直接設計施工でお客様へ対応しているので、その10%〜20%がとても見いだせない。タダ働きか赤字になってしまう。
50万の外構工事なら40万〜45万で行わなくてはならない。100万の外構工事なら10万〜20万の部分を無くさないとできない。これは誰が損をするか?もちろん(株)住光はそんな施工は受けない。じゃぁ施工会社がその費用を泣くかと言えばあるわけない。つまりお客様が損をするハズである。
良い外構、エクステリア業者が沢山いるなかで、言葉と価格のマジックで営業している会社が増えてきていることに危惧を覚えた次第である。幸い(株)住光はまだシワ寄せなり受けていないが、良い施工会社がシワ寄せを受けたりするのではないかと思っている。
良い施工会社は素晴らしい職人が施工を行っているが、その領分を侵食しないことを祈っている。全ては損をするのがお客様であるからである。
※一部のコーディネート専門業者のことであるが、そんな業者がいるのも事実である。コーディネート専門業者は同業の精査を自ら行ってほしいと心から思う。
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