植栽図鑑 シンボルツリー
シンボルツリーを植える時に考えるコトとは何か?
一番は好きな樹木があればソレを植えるのが一番です!。でも何を植えようか・・・?と、植樹を思いたった時に樹木を思い描くのは簡単ではありません。大抵の場合、どの様な樹木がある?から始まります。
選ぶポイントは?コレだけは注意しておきましょう
1.常緑樹と落葉樹でまず考えてみます
冬場でも葉っぱが茂っている樹木か落ち葉となって散る樹木がよいか?
落ち葉は結構掃除が大変です。しかし、落葉樹の多くは秋に葉っぱが綺麗に色づく樹木が多いのです
(住光ではツリーサークル内に照明を設ける事が多いので、常緑樹を薦めることが多いです)
2.樹木の背丈はシッカリ把握しましょう
植えるときは大抵の樹木は背丈が低いです。植えた後から成長し上背を伸ばしていきます
枝の張り出しが大きい樹木は剪定も大変です。成長後の樹木の背丈、幅?もシッカリ考えましょう
3.病気と虫も注意です!
丈夫な樹木と繊細な樹木があります。植っぱなしでもスクスク育つ樹木。お手入れが必要な樹木。毛虫が付きやすい樹木など様々です。
さて、これらを頭に入れたら次は植える場所です。
風通しや日当たり日陰づくりなどの機能性、その樹木の見栄えのデザインと考えるわけです。
ここまで考えれば選ぶ樹木も固まってきます。
※樹木の説明は住友林業緑化株式会社のHPを参考にさせて頂きました
シマトネリコ
●特徴と性質
最近人気の出てきた樹種です。街路樹や店先に良く使われ、観葉植物としても利用されています。葉は明るい緑色で、爽やかな印象を与え、風にそよぐ美しい姿は和洋どちらの建物にも合います。生長が早く、背も高くなりやすいことから、家のシンボルツリーとして利用されます。和名は沖縄のトネリコの意味。
●お手入れのポイント
病害虫も少なく強健な樹木です。暑さや湿気に強く夏場の管理は容易です。積雪や冬の乾燥した風で葉が痛むことがあるので注意が必要です。剪定の適期は11~ 12 月または2 ~ 3 月。萌芽力が強いので強剪定にも耐える樹種です。なるべく横芽ではなく縦芽を残すことで美しい樹形にします。
最近人気の出てきた樹種です。街路樹や店先に良く使われ、観葉植物としても利用されています。葉は明るい緑色で、爽やかな印象を与え、風にそよぐ美しい姿は和洋どちらの建物にも合います。生長が早く、背も高くなりやすいことから、家のシンボルツリーとして利用されます。和名は沖縄のトネリコの意味。
●お手入れのポイント
病害虫も少なく強健な樹木です。暑さや湿気に強く夏場の管理は容易です。積雪や冬の乾燥した風で葉が痛むことがあるので注意が必要です。剪定の適期は11~ 12 月または2 ~ 3 月。萌芽力が強いので強剪定にも耐える樹種です。なるべく横芽ではなく縦芽を残すことで美しい樹形にします。
ヤマボウシ
●特徴と性質
白い花を法師の被る頭巾に見立てたのが名前の由来。6 月頃に白い花を咲かせ、9~ 10 月に赤く実が熟します。実は食べることもできます。花の花弁のように見えるところは総苞片と呼ばれる部分です。紅花の咲く品種、枝垂れ状の品種、矮性種など様々な園芸品種があります。株立ちでも一本立でもシンボルツリーとして植えることができます。
●お手入れのポイント
病害虫には比較的強い樹木ですが、まれにカミキリムシの幼虫が発生するので注意が必要です。徒長枝やひこばえは、落葉期に剪定しますが、花芽を切らないように注意しましょう。枝張りを抑えたい場合は枝分かれしている付け根から切るようにします。花後と紅葉時期の施肥がお勧めです。すす病を抑えるために風通しの良い場所に植えます。
白い花を法師の被る頭巾に見立てたのが名前の由来。6 月頃に白い花を咲かせ、9~ 10 月に赤く実が熟します。実は食べることもできます。花の花弁のように見えるところは総苞片と呼ばれる部分です。紅花の咲く品種、枝垂れ状の品種、矮性種など様々な園芸品種があります。株立ちでも一本立でもシンボルツリーとして植えることができます。
●お手入れのポイント
病害虫には比較的強い樹木ですが、まれにカミキリムシの幼虫が発生するので注意が必要です。徒長枝やひこばえは、落葉期に剪定しますが、花芽を切らないように注意しましょう。枝張りを抑えたい場合は枝分かれしている付け根から切るようにします。花後と紅葉時期の施肥がお勧めです。すす病を抑えるために風通しの良い場所に植えます。
オリーブ
●特徴と性質
地中海沿岸地方を代表する果樹。江戸末期に渡来後、瀬戸内海の小豆島を中心に栽培が広まりました。葉裏が白っぽく軽やかな印象を残します。5 ~ 6 月に黄白色の小花を穂状に咲かせて、かすかに甘い香りを漂わせます。果実はオイルやピクルスの食用材料になります。平和の象徴として、国際連合旗やイタリアの国章にも採用されています。
●お手入れのポイント
暖かく雨の少ない気候を好みますが強健で耐寒性も強く、荒地・やせ地でも丈夫に育ちます。自然と樹形がまとまるので、3 ~ 4 月頃に込み合った樹冠の内部を透かすように細かい枝を整理すると良いでしょう。本年伸びた枝に翌年の花を付けるため、全体の枝先を切り落とすように刈り込んでしまうと、花・実付きに影響しますので十分注意が必要です。
地中海沿岸地方を代表する果樹。江戸末期に渡来後、瀬戸内海の小豆島を中心に栽培が広まりました。葉裏が白っぽく軽やかな印象を残します。5 ~ 6 月に黄白色の小花を穂状に咲かせて、かすかに甘い香りを漂わせます。果実はオイルやピクルスの食用材料になります。平和の象徴として、国際連合旗やイタリアの国章にも採用されています。
●お手入れのポイント
暖かく雨の少ない気候を好みますが強健で耐寒性も強く、荒地・やせ地でも丈夫に育ちます。自然と樹形がまとまるので、3 ~ 4 月頃に込み合った樹冠の内部を透かすように細かい枝を整理すると良いでしょう。本年伸びた枝に翌年の花を付けるため、全体の枝先を切り落とすように刈り込んでしまうと、花・実付きに影響しますので十分注意が必要です。
ハナミズキ
●特徴と性質
街路樹などにもよく植えられ、人気が高い花木のひとつです。4~5月、葉に先立って白い涼しげな花を咲かせます。花弁のように見えるところは総苞片と呼ばれる部分です。初夏から盛夏にかけては涼しげに葉を繁らせ、秋には赤く熟した実がついた姿と紅葉を楽しむことができます。明治時代に東京市が贈った桜の返礼としてアメリカから贈られた木です。
●お手入れのポイント
水はけのよい肥沃な土に植え付けます。落葉直後~ 2 月頃までが植え付けの適期です。病害虫の発生に注意し、1 月下旬、8 月下旬に施肥をします。剪定する場合は12 ~ 1 月に行い、枝先の花芽を切らないように樹形を整えます。
街路樹などにもよく植えられ、人気が高い花木のひとつです。4~5月、葉に先立って白い涼しげな花を咲かせます。花弁のように見えるところは総苞片と呼ばれる部分です。初夏から盛夏にかけては涼しげに葉を繁らせ、秋には赤く熟した実がついた姿と紅葉を楽しむことができます。明治時代に東京市が贈った桜の返礼としてアメリカから贈られた木です。
●お手入れのポイント
水はけのよい肥沃な土に植え付けます。落葉直後~ 2 月頃までが植え付けの適期です。病害虫の発生に注意し、1 月下旬、8 月下旬に施肥をします。剪定する場合は12 ~ 1 月に行い、枝先の花芽を切らないように樹形を整えます。
ジューンベリー
●特徴と性質
北米原産で、1 本でも実つきが良く育てやすい木です。若葉はやや白色を呈し、明るい印象を与えます。早春に枝いっぱいに5弁の白い花を咲かせ、果実は6 月頃に熟します。果実が6 月(June)に収穫できるところから、ジューンベリーという名称がつきました。果実は生食に適するほか、ジャムなどの材料としても利用されます。
●お手入れのポイント
丈夫で、手間はほとんどかからないのが特徴です。耐寒性もありますが、乾燥にはやや注意が必要です。実の収穫を重視しないならば、落葉期に遅効性肥料を与えるだけで十分です。枝を整理したいときは落葉期に行うとよいでしょう。
北米原産で、1 本でも実つきが良く育てやすい木です。若葉はやや白色を呈し、明るい印象を与えます。早春に枝いっぱいに5弁の白い花を咲かせ、果実は6 月頃に熟します。果実が6 月(June)に収穫できるところから、ジューンベリーという名称がつきました。果実は生食に適するほか、ジャムなどの材料としても利用されます。
●お手入れのポイント
丈夫で、手間はほとんどかからないのが特徴です。耐寒性もありますが、乾燥にはやや注意が必要です。実の収穫を重視しないならば、落葉期に遅効性肥料を与えるだけで十分です。枝を整理したいときは落葉期に行うとよいでしょう。
カツラ
●特徴と性質
新緑と秋の黄葉で美しく林を彩る木のひとつです。山野では谷や河畔によく見られる大木で、高くなると30 mを超えている場合もあります。育てやすく、丸形~ハート形の葉が繁る様子は穏やかな優しい趣を感じます。秋に黄葉すると落ち着いた雰囲気に趣を変え、落葉時期に葉が独特の香りを発することで知られています。木材は建築材等に用いられています。
●お手入れのポイント
谷や川沿いの雑木林が自生地なので、水はけのよい肥沃な土壌に植え付けます。植え付けの適期は12月中旬~3月上旬。枝が繁ってきたら1~2月に間引く程度に剪定します。冬と夏の適度な施肥がおすすめです。
新緑と秋の黄葉で美しく林を彩る木のひとつです。山野では谷や河畔によく見られる大木で、高くなると30 mを超えている場合もあります。育てやすく、丸形~ハート形の葉が繁る様子は穏やかな優しい趣を感じます。秋に黄葉すると落ち着いた雰囲気に趣を変え、落葉時期に葉が独特の香りを発することで知られています。木材は建築材等に用いられています。
●お手入れのポイント
谷や川沿いの雑木林が自生地なので、水はけのよい肥沃な土壌に植え付けます。植え付けの適期は12月中旬~3月上旬。枝が繁ってきたら1~2月に間引く程度に剪定します。冬と夏の適度な施肥がおすすめです。
シャラ ヒメシャラ
●特徴と性質
葉や枝ぶりなど樹姿全体に和の趣が感じられる木で、若葉のなかに咲かせる白い花も美しく秋には紅葉します。葉と花はナツツバキよりも少し小さめですが、樹高は高めに生長します。幹が赤褐色で、表皮が剥がれた跡がサルスベリの木のようなまだら模様になっています。木材としては床柱や彫刻に用いられ、花は茶花として重宝されています。
●お手入れのポイント
水はけのよい肥沃な土に3 月下旬~ 4 月上旬、または10 月中旬~ 11 月に植え付けます。根付いた後は自然樹形を見守り、必要であれば10 月中旬~ 3 月に最小限の剪定を行います。ツバキ科の木に付きやすいチャドクガなどが発生する場合があります。肥沃な土壌であれば施肥の必要はありませんが、栄養が足りないようなら2月に肥料を与えます。
葉や枝ぶりなど樹姿全体に和の趣が感じられる木で、若葉のなかに咲かせる白い花も美しく秋には紅葉します。葉と花はナツツバキよりも少し小さめですが、樹高は高めに生長します。幹が赤褐色で、表皮が剥がれた跡がサルスベリの木のようなまだら模様になっています。木材としては床柱や彫刻に用いられ、花は茶花として重宝されています。
●お手入れのポイント
水はけのよい肥沃な土に3 月下旬~ 4 月上旬、または10 月中旬~ 11 月に植え付けます。根付いた後は自然樹形を見守り、必要であれば10 月中旬~ 3 月に最小限の剪定を行います。ツバキ科の木に付きやすいチャドクガなどが発生する場合があります。肥沃な土壌であれば施肥の必要はありませんが、栄養が足りないようなら2月に肥料を与えます。
アオダモ
●特徴と性質
のびやかな樹姿が自然林を感じさせ、近年、庭木として人気が出ています。春に白く煙るような花を咲かせた姿は趣があります。幹肌の白っぽい横縞模様も特徴のひとつです(寒冷地のみ)。雨にあたると幹が緑青を帯びたり、枝や樹皮を浸けた水が藍色になるといわれています。材の性質を活かして野球のバットや建築材料にも用いられています。
●お手入れのポイント
乾燥には比較的強いのが特徴で育てやすい樹木です。植え付けの適期は3 ~ 7 月、または9 月下旬から11 月。放任して自然樹形を楽しむことをお勧めします。剪定には比較的強く、適期は12 ~ 2 月、6 ~ 7月です。枝を少し切り戻すことで若葉の色の変化を楽しむこともできます。
のびやかな樹姿が自然林を感じさせ、近年、庭木として人気が出ています。春に白く煙るような花を咲かせた姿は趣があります。幹肌の白っぽい横縞模様も特徴のひとつです(寒冷地のみ)。雨にあたると幹が緑青を帯びたり、枝や樹皮を浸けた水が藍色になるといわれています。材の性質を活かして野球のバットや建築材料にも用いられています。
●お手入れのポイント
乾燥には比較的強いのが特徴で育てやすい樹木です。植え付けの適期は3 ~ 7 月、または9 月下旬から11 月。放任して自然樹形を楽しむことをお勧めします。剪定には比較的強く、適期は12 ~ 2 月、6 ~ 7月です。枝を少し切り戻すことで若葉の色の変化を楽しむこともできます。
月桂樹
●特徴と性質
庭植えの場合、一度根付いてしまえば特に水やりを行う必要はなく、日陰気味の場所でもよく育つ丈夫な樹種です。葉を乾燥させたものはシチューやカレーなど、料理の香りづけに使用します。
●お手入れのポイント
芽吹く力、枝の伸びる勢いが共に強いため、年に2、3 回枝を刈りこむ必要があります。適期は4 月もしくは10~ 11 月。
庭植えの場合、一度根付いてしまえば特に水やりを行う必要はなく、日陰気味の場所でもよく育つ丈夫な樹種です。葉を乾燥させたものはシチューやカレーなど、料理の香りづけに使用します。
●お手入れのポイント
芽吹く力、枝の伸びる勢いが共に強いため、年に2、3 回枝を刈りこむ必要があります。適期は4 月もしくは10~ 11 月。
エゴノキ
●特徴と性質
もともと全国の雑木林にみられる種です。初夏(5 ~ 6 月)に白色、星形の花を吊り下げるように咲かせ、その後、楕円形の実を付けます。かわいらしい花と雑木林の趣を感じさせることで人気があります。果皮には有毒成分(サポニン)を含み、魚捕りに利用されてきました。ピンク色の品種や、枝がしだれるものなど園芸品種もあります。
●お手入れのポイント
日当たりがよく、水はけのよい肥沃な土に11 ~ 12 月または、2 ~ 3 月に植え付けます。土の表面からの過剰な蒸発を防ぐ工夫があるとよいでしょう。根付いたあと、枝葉が繁りすぎるようであれば、1~2月頃に花付きを考慮しながら間引く程度に整えます。
もともと全国の雑木林にみられる種です。初夏(5 ~ 6 月)に白色、星形の花を吊り下げるように咲かせ、その後、楕円形の実を付けます。かわいらしい花と雑木林の趣を感じさせることで人気があります。果皮には有毒成分(サポニン)を含み、魚捕りに利用されてきました。ピンク色の品種や、枝がしだれるものなど園芸品種もあります。
●お手入れのポイント
日当たりがよく、水はけのよい肥沃な土に11 ~ 12 月または、2 ~ 3 月に植え付けます。土の表面からの過剰な蒸発を防ぐ工夫があるとよいでしょう。根付いたあと、枝葉が繁りすぎるようであれば、1~2月頃に花付きを考慮しながら間引く程度に整えます。
しだれ桜
●特徴と性質
優美に垂れた枝先を飾る花が一番の魅力です。色の濃いヤエベニシダレが特に美しく人気があります。
●お手入れのポイント
剪定を嫌う木ですが、必要であれば冬期に、枝が太くなる前に行い、ハサミの消毒や切り口への保護剤塗布などを行います。
優美に垂れた枝先を飾る花が一番の魅力です。色の濃いヤエベニシダレが特に美しく人気があります。
●お手入れのポイント
剪定を嫌う木ですが、必要であれば冬期に、枝が太くなる前に行い、ハサミの消毒や切り口への保護剤塗布などを行います。
ソヨゴ
●特徴と性質
葉柄が長く外縁が波立っているため、風に吹かれると葉が擦れる音がすることから「ソヨゴ」と名付けられたといわれています。熱すると葉が膨れて弾けるので「フクラシバ」という別名もあります。6 月頃に小さい白い花が咲き、雌木は秋に赤いさくらんぼに似た実を付けます。日本庭園にもモダンな庭にも似合う樹種です。
●お手入れのポイント
生長が遅く、お手入れが楽で、自然に樹形が整い、繊細な枝ぶりが魅力なので、強い剪定はあまり必要としません。夏の暑い日差しが苦手なので、直射日光を防ぐ場所に植えます。乾燥しすぎる場所を嫌うので半日陰が適しています。1 ~ 2 月頃に有機質肥料など適宜施肥するとなお良いでしょう。病害虫にも強い樹木です。
葉柄が長く外縁が波立っているため、風に吹かれると葉が擦れる音がすることから「ソヨゴ」と名付けられたといわれています。熱すると葉が膨れて弾けるので「フクラシバ」という別名もあります。6 月頃に小さい白い花が咲き、雌木は秋に赤いさくらんぼに似た実を付けます。日本庭園にもモダンな庭にも似合う樹種です。
●お手入れのポイント
生長が遅く、お手入れが楽で、自然に樹形が整い、繊細な枝ぶりが魅力なので、強い剪定はあまり必要としません。夏の暑い日差しが苦手なので、直射日光を防ぐ場所に植えます。乾燥しすぎる場所を嫌うので半日陰が適しています。1 ~ 2 月頃に有機質肥料など適宜施肥するとなお良いでしょう。病害虫にも強い樹木です。